ちょっと寄り道 ～ その４ ～

燃料ゲージを見ると未だ少し残っているくらいを指していた。
「ひょっとして高速エリアだけは抜けられるかも」と期待しつつ車を走らせた。

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しかし燃料が気になって運転に集中できない。
運転が危うくなってきたのでスピードを落す。
なんどもゲージを見てしまう。
燃料切れのランプは点きっぱなし。


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「高速道路上で、しかも交互通行の箇所で燃料切れで止まったらヒンシュクやな」と思うと気が気でなくなった。
「しゃない、降りよう」と決意した。
まあこの区間は短い有料道路の連続なので、そのつなぎ目がある。
結局佐世保大塔で降りることにした。

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少しでも早く着きたい気持ちに反して、高速から降りた気持ちは悔しいばかりだった。