2010年11月23日火曜日

おかげさまで ~その8~



相変わらずの振動があり、撮影が始まった。
顎から下、胸までの撮影である。
何度も息を止めされられた。

     ◇    ◇    ◇

そしていよいよ注射の番がきた。
上げている左腕にするらしい。
ところが肘のところはさっき採血で穴があいている。
「もう一回そこにするのかな?」と思ったが、どうもそうではなかった。
腕の途中にある血管めがけて針をブス!
おれがまた痛いんだ。

     ○    ○    ○

「痛いですか?」と聞かれたので、「すごく痛いです」と答える。
「変だな。漏れているのかな?」
それってもしかして造影剤が漏れてるってこと?
そんなもん体の中に漏れたらどうなるのか?

     ☆    ☆    ☆

人の心配をよそに、看護師とレントゲン技師だけの会話が続く。

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