ちょっと体力の限界？ ～その９～

インターホンを鳴らしたが誰も出てこない。
鍵が開いているので玄関まで入って声を掛けたが応答なし。

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もう一度外に出てインターホンを鳴らす。
やっと奥から反応があって、娘さんが目を擦りながら出てきた。
寝ていたらしい。
「あら、先生？？」
「お父さんとお母さんは？」
「えっ？？　居ませんか？」

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家の中を探してもらったが居ない。
「変だなぁ。来ることは分かっているはずなのに？」

さんざん探し回っていると近所にある畑の囲いの中からひょっこり出てきた。
「スイカの手入れをしていたんです。」
こののんびり感は、こちらの緊張感からの落差としては激しかった。

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息子さんは家に居るらしい。
まだ寝ているとのこと。
さて、間に合った。