2010年6月30日水曜日

テレビで感動 ~その2~

20100630


NHKでルソンの壷の録画があった。
和紙の会社に勤めていた女性が、和紙の製造元を訪ねて見て、寒い日に和紙の原料の中に手を突っ込んで作業している女性達を見て聞いてみた。
「何のためにそのようなことをしているのか」
すると「この中に混じる虫やら草やらを取り除いてはじめて真っ白な和紙を漉くことができる。そのためには何でもないこと」

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今まで会社の打ち上げを支えてきてくれた大量生産の和紙に気持ちが行っていた自分に恥ずかしくなった。
このことですっかり心を奪われたこの人は会社を辞めて、自分で手漉き和紙の会社を作る。
そしてその需要を探すべく、インテリアデザイナー達の協力を得て和紙を使ったインテリアの展覧会を開く。

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そこで3000万円の赤字を出した。
和紙職人から文句が出たが、今が辛抱の時と説き伏せて更に次を目指す。
その甲斐あって、協力してくれたデザイナー達から注文が集まり、単年度黒字に転換する。
会社は順調に行っているが、インテリアに使う和紙を作っていることに対して、他の和紙職人からは「あれが伝統を誇る和紙と言えるのか??」と非難を受け る。

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しかしそれに対しての彼女の言葉が奮っていた。
「今の「伝統」も1500年前は「革新」だった」
「その革新を伝統にできるかが大切なのだ」と。

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PLもそんな革新でありたい。
そうなるための努力をしていきたいものだ。

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