船が出航してからは特に気になることはなかった。
趣意書の文面を考えたり、居眠りなどをしていると時間が過ぎた。
◇ ◇ ◇
平戸桟橋を出たので神浦に着いた。
神浦居住の会員さんが団長さんでお嫁さんと一緒に信仰をしている。
そして座談会場は的山である。
そちらの会員さんが自宅を提供してくれて行われる。
ここでちょっと迷った。
私は神浦で降りるのか的山で降りるのか?
今までは神浦に船が寄った事がなかったのである。
△ △ △
それは風のせいではなく、神浦の桟橋が修理中だったためである。
しかし今月には修理が完了し、私にとって初の神浦着であった。
そこで、「会場があちらなので、きっと的山の桟橋で待ってくれているに違いない」と思ったのだ。
だから途中まで降り掛けて座席に引き返したのである。
そして座席に座り直していると、団長さんが船に乗ってきて
「先生ここで降りて下さい。 嫁さんが車で迎えに来ています」と言われる。
☆ ☆ ☆
まぁ、決めつけたらいいことにならない手本のような展開になった。
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