2010年8月10日火曜日

やっと本場に来た気がしてきた ~ その11 ~

20100810


やっと師匠の家に着いた。
数日前から家の前に工事が入って、取り付け道路から玄関まで車が入れにくい。
それでも工事のガードマンに言ってコーンをどけてもらった。

     ◇    ◇    ◇

車一台が一杯の道である。
慎重にバックして玄関に付ける。
師匠が出てきて「やあ、いらっしゃい。何かあったと?」と平戸弁で尋ねてくる。
朝の出来事を問題のない程度に話しておく。
「そりゃ先生は休みじゃったのに朝から大変じゃった。 まぁ今日はゆっくりしなさい」と言われる。

     ○    ○    ○

師匠は奥に入って用意を始める。
私も付いて行こうとすると、奥さんが出てこられた。
「先生、今日は暑い日ですから無理せずに適当にやって帰って来て下さい」と声を掛けられる。
「ありがとうございます」と答えたものの、内心は「絶対に釣るまで帰らない!」と燃えていた。

     ☆    ☆    ☆

この声掛けについては後で話すが、きっと私だけの事で言われたのではないだろう。
ご主人の身体を気にしてのことだろう。
そんなことはこの時には気づきもしなかった。
これがつき過ぎる心癖なのである。

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