奥さんに挨拶をして奥に入る。
勝手知ったる師匠の倉庫である。
壁に釣り竿が3,4本飾ってある。
「どれでもええ」と言われるのでどれにしようかと迷ったあげく、柔らかめの先調子の分を選んだ。
まぁ最初なのでなんでもよかったが、折角なので自分の感じで選んでみた。
◇ ◇ ◇
師匠愛用の竿と合わせて2本を担いで家から出て、表通りまで出る。
ガードマンの兄ちゃんが羨ましそうな顔で見ている。
「ちょっと行ってきますよ」と声を掛けると「カワハギ?」と聞くので、「いや、あらかぶ」と答えておく。
「みそ汁に入れるとうまいからなぁ」とやや気持ちが惹かれている感じの受け答えだった。
○ ○ ○
歩いて波止場まで行くと言う。
それでも5分と掛からないから素晴らしい。
なんという環境だろう。
☆ ☆ ☆
師匠が奥さんの目を盗んで釣りに行く気持ちがよく分かった。
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