
無事に?終わり、注射の後には脱脂綿が貼られてその周りをテープで止められる。
しばらくそのままにしておくように指示がある。
これで無罪放免である。
ここからは2階の耳鼻科の待合室に移る。
受付で書類を出し「CT検査済みました」と報告しておく。
「しばらく結果が出るまでかかりますから」と念を押される。
◇ ◇ ◇
この待合室はいつもと変わらない。
時間を過ぎてもなかなか呼ばれないのは混んでいる証拠。
しかし前に居た人工発声器の人にはあれ以来会っていない。
「どうしているだろう?」と名前すら知らないのに心配になる。
癌兄弟の意識か?
私もその運命だったことが、他人と思えないのだ。
☆ ☆ ☆
そんな気持ちで待っていると、ちっとも時間が気にならない日だった。
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