
その家はいつものように静かな漁村にあった。
ここはいつ来ても船の出入りは見当たらない。
朝早くか夜に来れば出くわすのかもしれないが、日中にくるとこんなものか。
◇ ◇ ◇
車を止めて家に上がっていく。
少しの坂の上にあるのだ。
扉を開けると他人と一緒にいた。
その人から「どうぞ、私は帰りますから」と言われる。
「いいですよ。私もすぐに帰りますから」と言ったが、そそくさと帰り支度をして帰ってしまった。
後で聞くと従姉の娘さんらしい。
と言っても私よりもお姉さんだったが・・・。
○ ○ ○
結構元気そうな顔をしておられた。
髪も散髪していてすっきりしている。
☆ ☆ ☆
まぁ、こんなに元気なら慌てて来なくてもよかったかもしれないと思った。
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