キャンセル ～その７～

バトンの会場もキャンセル。そして休暇をとってのホテルもキャンセルと続いてしまった。
気持ちだけは前向きになってきているのだが、体が思うようにならない。

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それでもその晩はゆっくり休んで、次の日（本当は今日からホテルへのはず）は寝て曜日。　　うっ！！これも死語か？
熱が少し安定して下がってきた。
３８度を行ったり来たりだ。
「よしこの調子なら何とか復活できるかも」と淡い期待をする。
しかし、体の芯がない。
歩いたり階段の上り降りが手すりや壁をつたわないと移動できない。
芯がないとはよく言ったものだ。

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そうこうして午前中が過ぎる。
予定表には休みになっているので会員さんは来ない。
「お休みの日はゆっくりして下さい」と会員さんが私の体を気遣って下さってのこと。

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そんな好意に甘えてばかりでいられないと、焦ってしまう気持ちもでるのであった。