
チェーンを巻いていよいよ坂を下る。
何もない時は30分くらいで崎戸支所に着くのである。
◇ ◇ ◇
今日はどの車も慎重である。
積雪は皆不慣れな土地であるからだ。
ゆっくりゆっくりと降りて行って分岐点にくる。
川内というところで本来は左折して山登りをするのである。
これは道の駅などを通っての本来の道で、最短距離で行けるのである。
しかしこれは山越えなので、さらに積雪があるおそれがある。
それはかなりのリスクになるので、その交差点を左折せず直進する。
こうすると少しは山に入るのだが、全体として海沿いを通るので、雪は少ない地区になるのである。
ただ、こちらは波飛沫を被る恐れがある。
これは車に一番悪いものである。
しかし、今日はそんなことも言っていられないので、車を進める。
○ ○ ○
辺りは真っ暗で気持ちが悪いのである。
前を走る車に追い付いてします。
こちらは40キロほどで走っているのだが、どうしてもノーマルタイヤでチェーンを着けていない車は危なくてスピードが出せないのだ。
20キロくらいではどうしても追いついてしまうことになる。
しかしこちらも雪の無いところに差しかかると、スピードは出せない。
普通のアスファルトでは振動が激しくて運転できない。
今度はこちらが20キロから30キロになる。
☆ ☆ ☆
こんな大晦日の夜に必死に走ることになるとは今までは経験もないので、ワクワク感もあるが、不安もある。
はてさてどうなることやら。
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