
そのままそろりそろりと走っていた。
道は上りだった。
何かふと危険を感じることがあった。
◇ ◇ ◇
車は滑りもせず順調に上がって行ったのだが、行きついた先が丁度峠の最高地だったようだ。
授かったことで決断ができた。
「ここで車を止めてチェーンを着けよう」
そう思って車を路肩に寄せた。
丁度広いバス停のようなところがあった。
○ ○ ○
さっき島の中で外したチェーンを取り出してみる。
もう一度使うこともあるかと思い、箱に直さずにビニール袋に入れていたのであった。
取り出したチェーンは複雑に絡んでいたが、最初の形を思い出しながらほどいていく。
それにはあまり時間がかからなかった。
☆ ☆ ☆
ふと気付いたことがどうでるかは分からない。
たとえそれが無駄になっても、気付いたことだからしたことだと胸を張ろう。
その積み重ねが最善のことにつながる。
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