
中学、高校時代は先輩至上主義だった。
どんだけ偉かったか。
だからとても怖かった。
◇ ◇ ◇
ある時二つ上の先輩に呼ばれて、その人に部屋へ行った。
何を言われるかと思ったら、「お前に顔が気に入らない」ということで腹に一発くらった。
その後同じ部屋の先輩にそのことを言ったら「お前あほやな、あいつはお前の顔やない。勉強ができることが気に入らないんや。そんな時はすぐに俺に行ってこい。もうそんなことがないようにしてやるから」と言われた。
わけがわからなかったが、その後それに似た呼び出しがあった時には、真っ先にその先輩に言った。
するとなぜかその呼び出しは無くなった。
いわゆる後ろ盾があるかないかということだろう。
今でもその先輩には感謝している。
その見返りに何をしたかって?
まぁ、普段の生活の世話かな?
○ ○ ○
具体的に言えば、たとえば股間に皮膚病だできた時には、薬をつけてあげた後、数時間も団扇であおいで上げたことなど。
これがなかなか自分ではできないらしい。
それを誰かがしてくれるととても喜びになるらしい。
寮生活とはそんなものである。
また、テスト前にはお世話をしたりしたこともある。
それは持ちつ持たれつである。
☆ ☆ ☆
今思うのは、その人への評価は最高である。
良い先輩だった。
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