
一人でビールを飲んでいると、叔父の家では嫁さんをはじめうちの長男夫婦も加わって、総勢20人くらいできっと盛り上がっているだろうなぁと思えてくる。
そんな中、一人はぐれてしまった感はあるが、それは私の役目として仕方のないことだろう。
◇ ◇ ◇
ひとしきり飲んでから片付けて寝ることにする。
歯を磨き床に入ると妙に落ち着く。
嫁さんと子供が一緒にいなくてこの嫁さんの実家に泊まるのはお初である。
それが妙に落ち着くのは、いよいよ私もここの婿として根付いた証拠か。
○ ○ ○
私たちの寝る部屋は仏間である。
ご先祖様の写真や肖像画が掛けてある。
最初にここに泊まったのは随分前であるが、ずっと見られている気がして、気が落ち着かなかったことを覚えている。
それがいつの間にか、肖像画のご先祖様に守られているような気がしてくるのは不思議なものである。
☆ ☆ ☆
神経が図太くなったというか、無神経になったというか、心から落ち着く家である。
嫁さんの両親に感謝である。
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