その間も義弟は糸を垂れていただ、飽きてしまって煙草を吸いに行った。
◇ ◇ ◇
そりゃそうだ。
一日釣れなくても、海を見られたら嬉しかった私とは違う。
岡山、大阪の頃はそうだった。
坊主でも平気だった。
嫁さんからは「魚釣りじゃなくて、餌撒きね」と揶揄されても平気だった。
それくらい気持ちが晴れたものだ。
○ ○ ○
ところがこの平戸に来て、毎日海を見ない日はない。
当たり前の風景になった。
それもどこかに行くには必ず橋を渡らなければいけない。
それが日常になると感激も薄くなる。
きっと平戸を離れたら、とても懐かしい風景になるのだろが・・・。
☆ ☆ ☆
今まさに「餌撒き」になっている。
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